皆さんは高速ドリブルが足の速い人だけの特権だと思っていませんか?
今回は足の速くない人もドリブルスピードを上げるための練習を紹介します。
スタートははっきりと。まずは30㎝前に出よう
高速ドリブルといえばロッベンのように長い距離を走り抜けるスピードを思い浮かべますが、実際の試合ではあまり長い距離をドリブルする機会はありません。
また、1対1はオフェンス側がスタートのタイミングを決められるので圧倒的有利です。
10mのかけっこを想像してみてください。
もしも自分がヨーイドンのタイミングを決められるとしたら?
よほど足が遅くない限り負けることはないと思います。
ですので実践では30㎝でも相手の前に出るということが非常に重要です。
このタイミングで大きく前に出られる選手が、実戦におけるドリブルスピードだと私は思います。
ここで一番有効なのは緩急をつけることです。普段の練習からボールタッチの際、1対1の際はスピードの変化を意識していきましょう。
30cm抜けた後は走るラインを意識しましょう。
ボールが抜けた瞬間、相手が本来ボールを追いかけるはずのコースに入ることでより相手に回り道をさせることでより1対1を有利に進められます。
トップスピードでのタッチを正確に
抜けた後も、トップスピードの中でいかに柔らかいタッチでボールを奪われないかが重要になります。
まずはインステップ、インフロント、アウトフロントでタッチする練習から始めていきましょう。
コーンを2つ適当な箇所に置き、そのコーン間をできるだけ多いタッチ数でドリブルできる練習をしていきます。
タッチ数に慣れてきたら徐々にスピードを上げて最後はトップスピードで自分の周囲60cmぐらいでコントロールできるくらいにしていきましょう。
以上のように決して速く走れることだけが、スピードドリブルの条件ではありません。
実際メッシも単純なランがずば抜けて早いわけではないように、まずは誰でもできる練習方法ですので実践してみましょう。