少年サッカーではプロサッカー選手のように毎日のようにチームでの練習の時間をとれるとは限りません。
そこで、限られた時間の中でどのような自主練習を行っていくかということが少年サッカーで他の子たちに差をつけることが重要になってきます。
今回は数々の自主練の中から特に少年サッカーの時期に必要とされる項目を考え、紹介していきたいと思います。
自主練の定番、リフティングの際に意識すること
一人でできる自主トレーニングの定番といえば、ボールを地面につかないようにボールタッチを続けるリフティングでしょう。
しかし、リフティングは浮き球のボールをコントロールしたり、タッチの感覚を養う上では重要な要素ですが(現にリフティングがたくさんできる子はうまい子が多いです。)それだけではなく、実践に使えるようにするためには普通のリフティングに加えて、2つの要素も追加してみてはどうでしょう。
まずはショートバウンドのコントロールを養うためにリフティングを何回も繰り返した後に、ボールが地面についた瞬間を狙ってさまざまな方向にボールを押し出す練習をしてみましょう。
実際の試合の中では多くの浮き球の処理を要求されます。
特に少年サッカーの土のピッチなどでは顕著です。
しかし、最終的にボールはしっかりと足元にコントロールすることが重要で、リフティングは浮き球を足元に処理する感覚を身に着けるためにはうってつけの自主練でしょう。
マンチェスターユナイテッドのポグバ選手は浮き球の処理が非常にうまく、それがあの非凡なキープ力の要因の一つとなっています。
自分で簡単にできる練習に一工夫加えてみてはどうでしょうか。
リフティングのタッチする場所を限定することも重要
いうまでもなくボールの処理は足のどの位置でも正確にできることが理想的です。
特によく使われる太もものタッチはリフティングはしやすいですが実際の試合ではそれほど多くは使いません。
かといってインサイドだけ、アウトサイドだけなど限定しすぎて練習をする必要もないでしょう。
大切なのはボールのとんだ方向に瞬時に対応し、適切なタッチができることです。
ですので普段のリフティングのタッチを「ふともも、頭、胸、肩以外」に絞って意識して練習してみましょう。
実際の試合でもきっとタッチの感覚が活きてくるはずです。
普段のリフティングに2つの意識をするだけでより実践に即した練習になります。
皆様もぜひお試しください。