少年サッカーにおいて定番のメニューになっている1対1のメニュー。
しかし実戦に使えるメニューとなると、単純に対面した状態で1対1になる場面は少ないため、今回よりリアリティーのある練習メニューとしていくつかのバリエーションを用意してみました。
サイドでの攻防を想定した1対1の練習。
実戦においてドリブルで抜いていく方向は右か左だけではありません。
実際の状況においては半身の状態でボールを受け、縦か中に切れ込むドリブルの練習も必要になってきます。
そこでサイドを想定した1対1の練習を組み込んでみましょう。
少年サッカーではサイドからの攻撃が非常に重要です。
ゴールに対して半身に構えた状態でのスタートポジションから1対1を始めます。
攻撃側は内側に切れ込むモーションを見せて縦に抜けたり、切り返しを駆使してうちに切り込んでみたりと駆け引きを行っていきます。
ディフェンスも実践においては半身の状態で一定の距離をとるディフェンスは重要となってきますので、双方に実践的な練習といえますね。
ポジションを確保した状態でボールをもらう1対1
実戦においてはいつもフリーの状態でボールをもらえるわけではありません。
時にはマークがつかれた状態からマーカーを外し、フリーの状態から1対1を開始する必要があります。
次の練習は最初にパスを出す出し手がいることが条件です。
まずは一定のエリアを決め、攻撃側が守備側のマークを外し、パスが欲しいスペースに呼び込みながら走りましょう。
パスが出たらそのまま1対1を開始します。
この練習は実戦において、ディフェンスの間から顔を出してくさびのパスをもらうときや、ペナルティエリア内など密集したところにおいては必須の技術になりますので本番のつもりでマークを外す練習に取り組んでいきましょう。
このときあまり時間をかけないように5秒以内にマークを外すことなど条件を付けてみると実戦力がさらにあがりますよ。
いかがだったでしょうか?このように基本的な練習方法も実際の少年サッカーの実戦を想定したバリエーションをつけることにより目的を持った練習方法になるかもしれませんね。